北秋田市議会 > 2022-02-15 >
02月15日-04号

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  1. 北秋田市議会 2022-02-15
    02月15日-04号


    取得元: 北秋田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-03
    令和 4年  3月 定例会       令和4年 北秋田市議会3月定例会会議録                        (令和4年2月15日)第4日目 令和4年2月15日、北秋田市議会定例会は、北秋田市議会議事堂に招集された。1、出席議員は、次のとおりである。     2番  三浦倫美         3番  小笠原 寿     4番  虻川 敬         5番  杉渕一弘     6番  佐藤光子         7番  福岡由巳     8番  久留嶋範子        9番  武田浩人    10番  佐藤文信        13番  長崎克彦    14番  板垣 淳        15番  関口正則    16番  堀部 壽        17番  佐藤重光    18番  中嶋洋子        20番  黒澤芳彦2、欠席議員は、次のとおりである。     1番  山田博康        11番  永井昌孝3、地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者は、次のとおりである。 市長       津谷永光   副市長      虻川広見 教育長      佐藤昭洋   総務部長     河田浩文 財務部長     佐藤 進   市民生活部長   小松正彦 健康福祉部長   石崎賢一   産業部長     佐藤栄作 産業部政策監   金澤 誠   建設部長水道局長 浅村武則 教育次長     小坂竜也   会計管理者    宮腰正樹 消防長      長岐篤市   総務課長     松橋みどり 総合政策課長   長岐孝生   財政課長     西根弘樹 高齢福祉課長   鈴木雅昭   建設課長     藤原甚英4、職務により議場に出席した事務局職員は、次のとおりである。 事務局長     米澤田茂   次長       佐藤敏文 副主幹      松岡繁広5、会議事件は、次のとおりである。       令和4年 北秋田市議会3月定例会議事日程                               (第4)      開議 日程第1 一般質問 質問順序            1. 7番 福岡由巳            2. 4番 虻川 敬            3. 8番 久留嶋範子 ○議長(黒澤芳彦)  おはようございます。 ただいまの出席議員は定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 なお、1番 山田 博康議員と、11番 永井 昌孝議員からは欠席届が提出されております。 本日も新型コロナウイルス感染予防対策として、市長、副市長、教育長、部長相当職以外の説明員は人数を減らして着席しておりますので、ご了承願います。あわせて、傍聴席も同様に感染防止に努める必要があることから、マスクを着用していただきます。 また、本日も登壇にて発言の場合はマスクを外して発言していただき、それ以外はマスク着用のまま発言されるようお願いいたします。   (開議)                    (10時00分) ○議長(黒澤芳彦)  それでは、日程順に進めてまいります。 日程第1、一般質問。 一般質問を行います。 なお、一般質問の通告を受けていた1番 山田 博康議員から欠席届が提出されておりますので、山田 博康議員一般質問は行わず、8番 久留嶋範子議員の登壇順を3番目に繰り上げて行います。 それでは、一般質問を行います。質問者全員が一問一答方式を選択しております。質問時間は1人30分以内とし、再質問の回数制限はありません。ただし、遡りの質問は認めませんので、通告項目に沿った発言をお願いいたします。また通告外の質問の波及は認めませんので、よろしくご協力お願いいたします。 また、当局の答弁の時間は特に設けておりませんが、簡潔明瞭な答弁を望みます。 なお、市長には議長の許可を得て反問を認めておりますので、ご了承願います。 質問事項は事前に通告を受けておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、7番 福岡 由巳議員、無会派、ご登壇ください。 7番。 ◆7番(福岡由巳) (7番 福岡 由巳君登壇) 7番 無会派、福岡 由巳であります。 通告に従って質問をさせていただきます。 1、新型コロナウイルス感染症について。 ①感染拡大に対する市の対応について。 新型コロナウイルス感染症は、2年を経過した現在でもなお世界的に猛威を振るっています。特に、オミクロン変異株が発生して以来、国内でも感染者が急増し、1日で10万人を超える日も出てきました。県内では、1月下旬以降急拡大し、200人超えが1週間続くなど、3桁の数字がなかなか下がりませんでした。昨日は2桁台でありました。また、北秋田保健所管内においても、クラスターの発生や学校の閉鎖などが報道され、一般質問通告書を提出してから今日まで2週間が経過し、3日前の12日、20日振りに感染者がゼロになったと報じられたものの、基本的に市民の不安は依然続いているものと考えられます。 このようなことから、市民の命と暮らしを守るために、当局はコロナ感染症防止に向けてどのように対応されているか、以下の点について質問いたします。 1)感染者が拡大する中で市はどのように対応されているか。 2)ワクチン接種を含めて市の感染拡大防止策には何があるのか。 3)市民へ情報提供する際の基本的考えはどうなっているか。 4)事業者への追加支援策はどのように考えているか。 5)感染者に対する経済支援等支援策はどのように考えているか。 2、豪雪対策について。 ①今季の除排雪に関する教訓・課題について。 この冬は、最近ではあまり経験しなかった大雪に見舞われ、市民も除排雪に関しては大変苦労をなされています。そこで、これまでを振り返り、教訓、課題があれば報告されることを求めます。 ②福祉の雪事業1世帯当たりの予算増を。 昨年、高齢者だけの世帯などでは、雪寄せ、雪下ろしなど、除排雪を自力で行えず、雪下ろしや最低限の窓付近の雪寄せなど、業者に依頼する場合が多く、支出がかさんでいるという話を多く聞きました。よって、差し当たり、福祉の雪事業1世帯当たりの予算を増額すべきと考えますが、答弁を求めます。 ③県と連携して除排雪団体設立助成を。 県では、地域住民を主体として、高齢者世帯等除排雪活動に取り組む団体を支援するとして、その設立に要する経費に対して補助金を交付しています。市も連携してこのような団体を支援すべきと考えますが、当局の考えをお尋ねします。 3、「非核・平和都市宣言のまち」について。 ①積極的に取り組むべきことについて。 最近の東アジア諸国間の緊張状態は厳しいものを感じます。民族や領土、核開発などの問題は無視できません。そんな中で、度重なる長距離弾道ミサイル開発、実験等、それに対する迎撃ミサイル配置の動きがあるなど、緊張感をもたらしています。 このようなとき、北秋田市が掲げる「非核・平和都市宣言のまち」の役割は、平和を守る意味から重要であり、もっと積極的に取り組むべきと考えます。よって、これまでの取組と、今後の取組の計画をご説明ください。 4、「きらり・きたあきた」について。 ①改訂版発行の必要性について。 1)初版本については、重要な点を含めて複数の訂正すべき箇所がありました。改訂版を発行すべきと考えますが、どのような計画になっているかご説明ください。 2)十五年戦争と戦後の復興の記述について、治安維持法平和憲法等、重要な視点が読み取れないことから書き換えるべきと考えますが、当局の考えをご説明ください。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) おはようございます。 ただいまの福岡由巳議員のご質問にお答えをしてまいりますが、大きな項目の4の「きらり・きたあきた」についての①改訂版発行の必要性についてとして、1)と2)のご質問は、後ほど教育長が答弁いたしますのでよろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。 新型コロナウイルス感染症についての①感染拡大に対する市の対応についてとして、1)感染者が拡大する中で市はどのように対応されているかというご質問であります。 先日の会派代表者質問で、日本共産党議員団の板垣  淳議員のご質問にもお答えをいたしましたとおり、新型コロナウイルス感染症は、オミクロン株の出現により、全国的にこれまでに経験したことのない速さで感染が拡大し、県内でも1日の感染者数が過去最多を更新するなど感染が拡大しており、北秋田保健所管内においても、累計感染者数が100人を超える状況となっております。 市民の皆様には、防災ラジオやホームページを通して、基本的な感染防止対策感染者等への誹謗中傷の防止を呼びかけております。また、感染リスクを回避するため、市主催の行事について、原則中止する対応を取っております。 次に、2)のワクチン接種を含めて市の感染拡大防止策には何があるかというご質問でありますが、当市の感染防止対策といたしましては、3回目のワクチン接種を進めるほか、これまで同様に、人と人との距離の確保、不織布マスクの着用、手指消毒や手洗いなどの基本的な感染防止対策の徹底と、まん延防止等重点措置区域との不要不急の往来や、不特定多数による飲食を伴う集まりなど、感染リスクの高い行動は避けていただくようご協力をお願いをしてまいります。 また、新型コロナウイルスは、誰もが感染をする可能性があることは言うまでもなく、個人的な憶測に基づく情報の拡散や、感染された方やそのご家族、医療関係者等に対する差別や誹謗中傷が起きないよう、啓発に取り組んでまいります。 次に、3)市民へ情報提供する際の基本的考えはどうなっているかというご質問でありますが、昨年の3月議会におきましてもお答えをいたしておりますが、感染が確認された方の情報については県が公表しており、プライバシーへの配慮からも、公表する内容を、居住地域、年齢、性別等の限られた範囲とし、報道機関等を通じて提供をしております。クラスターが発生した場合でも、県において、感染症の蔓延防止のために必要な範囲で関係者と協議の上、公表をするものと認識しております。 なお、市の管理する施設の従事者や市職員の感染を把握した場合は、市民生活に与える影響を踏まえ、原則として公表しております。 次に、4)事業者への追加支援策はどのように考えているかというご質問でありますが、これも先日の会派代表者質問で、板垣  淳議員のご質問にもお答えをいたしましたとおり、新型コロナウイルス感染症新規感染者数が急速に増加をしていることから、特に売上げが減少している宿泊業及び飲食サービス業への緊急的な事業継続支援策として、今議会に補正予算を追加提案させていただきたいと考えております。 次に、5)の感染者に対する経済支援等支援策はどのように考えているかとのご質問でありますが、市では、県が公表する情報以外に感染者個人の情報は把握できないことから、感染者に対する経済支援については、今のところ考えてはおりません。 次に、大きな項目の2の豪雪対策についての①今季の除排雪に関する教訓・課題についてのご質問でありますが、今年の冬のように大雪に見舞われた場合、市民の皆様からは、排雪に関する要望が一番多いと感じております。今季の除排雪については、市民生活の安全と円滑な交通を確保するため、市直営班及び委託業者はフル稼働で早朝から作業に当たっておりますが、市内各地で生活道路の排雪が間に合わない状況が発生していることは承知いたしております。 連日にわたって降雪がありますと、すぐには対応できないケースもあり、市民要望の全てに応えることは難しいと考えておりますが、現体制により、優先度の高い路線等から順次除排雪作業に取り組んでおりますので、ご理解とご協力をお願いを申し上げます。 次に、②の福祉の雪事業1世帯当たりの予算増をとのご質問でありますが、福祉の雪事業は、身体的、経済的に、真に除排雪が困難な方を対象としており、利用限度額については4万円に設定をいたしております。今年の冬の積雪状況につきましては、例年に比べてかなり多く、1月末時点で本事業を利用して雪下ろし及び排雪作業を実施した世帯は、登録している797世帯のうち半数以上に及んでおります。今後の降雪状況にもよりますが、利用者が雪の心配をすることなく、安心して日常生活を送れるよう、利用現度額の引上げについて検討いたしてまいります。 次に、③県と連携して除排雪団体設立助成をとのご質問でありますが、議員のご案内のとおり、本事業は、県で実施しております地域除排雪団体等担い手育成事業と理解をしておりますが、当市におきましては、今年度、地域で共助による除排雪活動をされている方々が組織化され、2つの団体が設立されております。 当市といたしましても、持続可能な共助による除排雪活動は重要と考えておりますので、団体設立を県と連携しながらサポートするとともに、雪対策の充実に向けて活動を支援してまいりたいと考えております。 次に、大きな項目の3です。 「非核・平和都市宣言のまち」についての①積極的に取り組むべきことについてのご質問でありますが、平成19年7月1日に「非核・平和都市宣言のまち」として宣言以降、市民の皆様や、来庁された方々に平和の理解を深めていただくため、宣言幕を本庁舎に設置をいたしております。また、職員が参加する平和運動等への支援や協力を行い、原爆が投下された8月6日と8月9日、そして終戦記念日の8月15日には、市職員のほか、来庁者の方々にも呼びかけ、平和祈念の黙祷をささげております。戦後76年がたち、悲惨な戦争の記憶が薄れていく中、恒久平和のため、後世に記憶を継承することも必要と考えております。 今後も世界恒久平和実現の一端を担うべく、国や関係市町村関係団体と協力し、平和を守り、次世代へ語り継ぐ取組に積極的に関わってまいります。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対する私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から、福岡 由巳議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の4、「きらり・きたあきた」についての①改訂版発行の必要性についてとして、1)のご質問でありますが、初版本については正誤表を作成し、児童生徒に配布しております。誤りを正した改訂版についても、今年度の小学校1年生の分から3か年分を作成しております。昨年8月末には、市内の小学校1年生全員に配布しており、この後、順次小学校1年生に配布していきます。 次に、2)のご質問でありますが、治安維持法平和憲法、十五年戦争と戦後の復興については、小学校6年生社会科及び中学校社会科で、教科書の内容に基づいて学習しております。郷土資料集「きらり・きたあきた」は、北秋田市全体を自分のふるさととして実感し、愛着や誇りを持ってほしいという願いを込めて作成したものであることから、引き続き、ふるさとへの愛着心を育むための資料集として活用を促していきたいと考えております。 以上が、福岡 由巳議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  再質問をさせていただきます。 最初に、大きい項目の1番でありますけれども、一般質問通告表を提出する前に、コロナの状況について北秋田保健所に尋ねましたが、非常に慌ただしく対応されておりまして、説明をいただけるような状態ではありませんでした。したがいまして、この質問項目は、そのような状況から市当局にお尋ねしたいというような意味で、この項目を設定したわけであります。しかしながら、昨日、再度北秋田保健所にお尋ねしまして、ある程度の状況をお聞きいたしましたので、市に関係する分ということで絞って質問をさせていただきます。 最初に、3)のところであります。 市民への情報提供でありますが、これまで、誹謗中傷は絶対やめようというのが主な内容で、防災ラジオでいろいろ市民に訴えてきたというふうに感じております。ただ、今回はオミクロン株で急拡大したという事実からすれば、市民へのいわゆる感染対策情報提供というのは、もう少し広く考えてすべきでなかったか。それが結果につながったかどうだか分りませんけれども、北秋田市民の感染者も急増したということにも取れるのではないかと思います。この点についていかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長松橋みどり)  お答えいたします。 今回のオミクロン株の急拡大を受けての市の対応についてということでございますが、誹謗中傷に対する防災ラジオでの周知もしてございますが、感染の拡大を受けまして、1月17日からは、毎週月、水、金の朝の6時に、今までも行ってきた周知に加えまして、感染拡大防止のためのマスクの着用、手洗い、3密の回避等、基本的な感染対策を徹底していただくように防災ラジオ等で周知をしているところです。 また、会派代表板垣議員の答弁でも申し上げましたが、市長も定例の記者会見で注意喚起を行うなど、市民の皆様には今まで以上に周知をしてまいったと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  基本的な感染防止というのは非常に重要だと思いますので、やはりこういう急拡大等の事態が生じかねない場合、これはコロナウイルスだけではなくて、ほかの場合も予想されますので、今後とも市民への情報発信、これを強めていくように心がけていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 4)番についてであります。 事業者の皆さんの経営の厳しさは、議会においてもこれまでいろいろ議論されてまいりました。また、いろいろな報道も連日のようになされているわけでありますけれども、今回の補正予算でまた提案されるということでありますが、今後とも私は先を読み取りながら、特に今、経済支援については、経営者の方々が非常に難儀をされているということからして、やはり先を読みながら、市独自の対策というのを考えていく必要があるんじゃないかというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 今、福岡議員から、先を読みながら市独自の政策を考えていく必要があるかということであります。 新型コロナウイルス感染症が拡大をいたしましたというか、市といたしまして、国、そしてまた県、そして我々北秋田市も、とにかく正解がない対応に迫られました。先ほど議員からもお話しありましたように、職員含め、市民の方々も安全を確保しなくちゃいけない、3密を避けなくちゃいけない。とにかくそういう意味で、市民の方々にも大変な緊張が強いられたわけであります。 お話しありましたように、経済対策含め、市民の方々の安心・安全のために、とにかく急いで、後でこれがうまくいった、うまくいかないというのは結果論でありますけれども、とにかく先を見ながら対策をやってきたところでありますので、今後ともそういう意味で、先ほど経済対策の話もありましたけれども、新型コロナウイルス感染症対策、また経済対策含めて、積極的に取り組んでいきたいなと思っています。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  大きい2番に移っていきたいと思います。 ①でありますが、私は豪雪というふうに表現しているわけでありますが、今回の大雪に対しては、担当者の皆さんのご労苦に対しては、深く敬意を表したいと思います。その上で、今回、除排雪には大変苦労されておったようでありますが、住民の声の中からいろいろ聞かれてきていますので、この点について一応質問させていただきたいと思います。 1つ目は、やはり市民の方は、除雪に来ると暗い中でも関心を持ちまして、表に出ていろいろ状況を見るという方も多いようであります。その中で、1つはオペレーターの方に聞いたところ、予算がないということで回数を少なくしていると。こういうようなお話を聞いた方が、私の耳には2人から届いています。予算的な関係では、これまでどのようになされているのかご説明いただきたいと思います。
    ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  お答えいたします。 今年のように、短期間で集中した豪雪に対しまして、当然出動回数が増えているわけでございますが、予算に関係なく適宜対応しているところでございます。 なお、予算につきましては、今定例会において追加提案したいと思っていますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  これにプラスした話もあるわけですけれども、省略しますが、やはり住民の側からすれば、できるだけ適切に除排雪を行っていただきたいという願いが強くあります。 ところで、今季のいわゆる除雪機の故障台数、これは何台あるのか。そしてまた、オペレーターは予定どおり配置されたのか、人数は前年に比べてどうなのかというのを教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、建設課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  お答えいたします。 さすがに重機のほうも毎日稼働しておりまして、今回、残念ながら故障は20台前後となってございます。また、オペレーターの配置でございますが、冬季のオペレーターが29名、直営で、夏から道路維持作業班として23名、合計52名で行っているところでございます。   (「前年比は」の声) ◎建設課長藤原甚英)  対応している作業員につきましては、昨年と同様でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  故障の除雪機って私申し上げましたが、重機ということでしょうか。この重機が20台というのは大変な数と私は感じますね。これが私の耳には、ロータリー車がどうであるとかというのがいろいろ聞こえてくるわけでありますけれども、この20台をカバーするというのは大変なことであったんじゃないかというふうに感じます。今後、この点については、やはり計画の中できちんとなされていくべきものではないかなというふうに感じます。 それで、それに付け加えてですけれども、オペレーターの方の除雪範囲が非常に広い方もいらっしゃるようです。そのことから、いわゆる地域が広く割り当てられている関係で、結局はできるだけ早めにそこを切上げるというようなことで、粗末ではないかというような声にもつながっているのではないかと思いますけれども、そういう点はどのように把握されていらっしゃるでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  オペレーターの稼働範囲につきましては例年と同様にしておりまして、適当と考えているところでございます。ただし、降雪量によっては、午前2時に出動されるものが午前1時になったりとか、そういうのは当然出てくると思います。また、機械のほうも、今年度当初に1台購入させていただいております。そういう機械の更新をもって、来年度以降、また対応していきたいなというふうに考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  昨日も電話が入りまして、現場を見てくれというので、昨日、本会議終わってから見に行ったわけでありますけれども、道路の除雪が、昨日は天気よかったし、その前も天気よかったので、道路は乾いているところもあったわけですが、そこの集落は、ハンドル取られてほとんど運転できないような感じのところがありました。こういう点は当局のほうでは把握されているのでしょうか。私はやはり、集落住民の方からすれば、大変なことだなというふうに感じてきましたけれども、オペレーターの方との関係が大切だと思うんですけれども、そういう把握というのはどのようになされているのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  当然、今年のような大雪に対しましては、どうしても幹線道路と比較して、小路に雪が多くたまります。小路にたまった雪に対しては、先週末からこのように好天が続いていますので、好天が続いて、雪が緩んだ時点で市の職員がパトロールして、オペレーターと連携をして対応しているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  できましたら、今日でも現場を見に行っていただければありがたいと思います。担当者の方には重ね重ね敬意を表するわけでありますけれども、今回のこういうふうな大雪に対しての対策からすると、将来的にオペレーターの増員等、非常に重要な課題があるのではないかというふうに考えます。 そしてまた最近は、私有地をなかなか貸していただけない、固定資産税減免とかそういう話もなされているわけでありますけれども、それでも解決されない部分が多々ありまして、除雪の仕方が限定されているというような状況がございます。これが住民の方々に影響を与えられていまして、自分の間口、広いところをせっかくきれいにしているのに、次の日、大きい塊が置かれていてどうするんだというふうな、そういうふうな苦情はどこでもあるわけですけれども、やはり私有地を利用させていただくということも検討、そして実際になされているわけでありますけれども、今後、これは改善策というのはないものでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  お答えいたします。 市有地の利活用につきましては、当建設課におきまして、小規模雪寄せ場事業という事業を実施しておりますので、その辺は要綱に沿って申請していただければなと思います。 また、オペレーターの確保につきましては、今年度から若干各地区において、若いオペレーターが出てきておりますので、ここ二、三年、まず、養成ではありませんが、若手に期待したいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  2番の②については、先ほどの市長答弁、よろしくお願いしたいと思います。 大きい3番に移ります。 最近はヨーロッパでの緊張状態、あるいは東アジアの緊張状態、あるいは中東、アジアの緊張状態等、いろいろ紛争が絶えないような状況が続いております。そして国勢においても、あるいは世界的にも、いわゆる抑止力拡大というような形で、戦争に対する考え方は、いかにして防衛するか、防衛力拡大というふうな方向で考えが進んでいるのではないかというふうに感じます。これが究極的にはやはりいろいろ、危険な状態に進んでいくものと私は危惧するわけであります。 その点からいたしまして、非核・平和都市宣言のまちに関わって、いわゆる子供たち、あるいは若い人たちにいろいろ、平和に関わる、あるいは原爆に関わる資料の展示とか、学校教育も必要だと思いますけれども、様々な点で企画していただきたいということを要望しておきたいと思います。 4番に移りたいと思います。 4番の2)でありますが、先ほど、歴史的な面については、小学校6年生、中学校1年生というようなご答弁、ご説明であったと思いますけれども、「きらり・きたあきた」の「復興から成長へ立ち上がる北秋田」という単元、これについてお尋ねしたいと思います。 この「復興から成長へ」の復興というのは、何を指しているのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  「きらり・きたあきた」の、福岡議員、私の回答は中学校1年の社会とは言っておりませんで、中学校の歴史、社会科の歴史です。実際は中学校3年生で学習しております。 「きらり・きたあきた」の92ページの「復興から成長へ立ち上がる北秋田」というところですが、これは、この復興は戦争からの復興ではなくて、戦争が終わった後、本市で大きな災害となった火災ですね。鷹巣の大火、これからの復興という、そういったイメージでつくったものでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  復興という言葉を聞きますと、大火まで結びつくのかというと、そういうふうには一般的に考えないんじゃないでしょうか。私は復興というと、戦後の復興というふうな感じに読み取りますけれども、このタイトル、ちょっとおかしくないですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  戦争からの復興という、復興という言葉の使い方、そのとおりだと思いますが、この鷹巣の大火は、何と705世帯も焼けたという、本当に戦争のために焼けたということではないんですけれども、非常に大きな災害であったということから、復興という言葉を使っているものでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  私、当時小学校3年生でありました。鷹巣には家庭の事情でよく来たりしてあったわけですけれども、大火の現場も見せていただきました。それから、その前年ですか、能代の大火もありまして、能代の大火も見せていただきました。ここに記載しています昭和24年、これは私が2年生のときでありますけれども、米内沢の大火も、山越えにすすが飛んできたりするのも見たりしております。 私は、このテーマを考えるとすれば、大火が復興に結びつくのかもしれませんが、当時から言うと、戦後の木材需給というのは、営林署を中心にした木材産業が戦後になって普及していったと。そしてまた、昭和25年というのは朝鮮戦争が始まった年でありますけれども、朝鮮戦争に対する朝鮮特需というのがありますが、これで米軍は朝鮮に侵攻するに当たって、日本に3年間、10億ドルという、そういう、いわゆる地元でいろいろ物質を調達するというようなことから、こういうふうな予算が出てきたことによっても、大火も含めてですけれども、復興に結びついてきたというようなことがあるわけでありますけれども。 大火だけに絞って復興したというようなことから言えば、鷹巣の大火だけではこれは当てはまらないし、やはりその視点から言うと、私はもっと基本的な視点をここに載せるべきであったんじゃないかなというふう思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  この「きらり・きたあきた」は、これまでも議員にお話し申し上げてきたんですが、子供たちの郷土愛を育むための郷土資料集でございます。したがって、鷹巣の大火、この地域では近年まれに見るような災害であったということを、地域の人たちが力を合わせて立て直してきた。こういう地域の力を子供たちに訴えたい。僕たちも、そういった先人の気持ちを受けてこの地域を守っていくと。そういった子供たちを育てたいという、そういう狙いでつくっておりますので、私はこの文言については差し障りないというふうに考えております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  昭和25年からの復興というのを考えてみても、この地域で平和憲法が生まれて、やはり子供たちの生活がいろいろ変わっていったということとか、あるいは憲法と関わって農地改革がなされて、いわゆる今までの小作農が自作農に変わって、農業者の生活も潤っていったと。あるいは林業は林業で、営林署の発展がずっと続いて、いわゆる火事も多いものですから、木材産業というのは非常に進んでいったわけであります。そういう点が私は復興の始まりではないかというふうに感じるわけです。 そしてまた、憲法で言えば、憲法記念塔とかというのもこの地域に建っていますよね。それから、あと、農業開拓の、いわゆるいろいろな遺跡みたいなものも建っているわけであります。こういうのを私はもっと強調して、子供たちに伝えていく必要があるんじゃないかというふうなことを考えれば、この鷹巣の大火のところは、私はちょっと弱いんじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  先ほど、最初の答弁でも申し上げましたように、戦後の復興についてとかいろんな場面を、社会科あるいは中学校の社会科の歴史の分野で学習していきます。これは、この「きらり・きたあきた」は、あくまでも郷土の一部分を示しながら、子供たちが詳しく調べていく、あるいは親子で、議員が今ご案内されました、農業の開拓した、そういった記念碑に行ってみようかというようなことは、こういった勉強を通しながら子供たちがやっていければなというふうに思っていますので、ここの部分については私は弱いのではないかと言われますけれども、この後の子供たちの学びが広がっていけばいいというふうに感じております。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  先ほどご答弁されたように、小学校6年生、中学校の歴史が対象になるページであるということからすれば、私はこの表現の仕方はもう少し考え直して、いわゆる基本的な点を、郷土資料と言えども、私さっき申し上げましたように、大野台の開拓部分、あるいは憲法記念塔というのは非常に大事だなと思っているわけですけれども、郷土にはそういうのがあるんですよ。そういう中で、いろいろ示していく必要があるんじゃないかというふうに思うんですけれども、例えば、今申し上げた憲法記念塔というのは、何か教材の中に、どこかにあるんですか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  教材の中にあるかないかということは、ちょっと私、存じ上げてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  憲法記念塔、どこに建っているかご存じでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  すみません、それも私、ちょっと存じ上げてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  日本海中部地震の犠牲者の慰霊碑ありますね、その隣に建っているんですよ。この憲法記念塔というのは、いわゆるそこの集落にとっては歴史的な記念塔なんですよ。それはどのように子供たちに伝えているか分かりませんけれども、今の教育長の答弁からすると、私はあんまり重要視されていないのかなというふうに感じたんですけれども、憲法に関わることから言うと、そういう塔、それから、先ほどの3番の項目等は、非常に大切な項目だと思うんです。 だから、戦後5年たってからの復興のところでこのページは記載しているっていっても、私は大事なことではないかというふうに思っているんですけれども、その点についてはいかがですか。 ○議長(黒澤芳彦)  答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  私も毎年、慰霊碑のほうは行っているんですが、その隣にあるのが憲法の記念碑だということは存じ上げませんでした。教えていただいてありがとうございます。 ただ、憲法についての学習も先ほど申し上げましたように、社会科あるいはその教科の中で勉強していく、そちらのほうに様々な資料とか載っていますので、それを、そちらのほうで勉強しながら、地域にこんなのがあるんだということがあれば、それはまた学習の発展として勉強していければいいのかなと思いますので、地域の方々からそういったことを教えていただければ、子供たちの学習にまた生かしていけるなと思います。ありがとうございます。 ○議長(黒澤芳彦)  7番 福岡 由巳議員。 ◆7番(福岡由巳)  鷹巣の大火まで戦後5年間あるわけですね。その点が抜けているということからすれば、私は非常に残念なことだと思います。今申し上げたような、地域にとっても大切な、そういう、いわゆる記念碑等がありますので、そういう点はいろいろ、いわゆる郷土資料にも含めて、掲載していく必要があるんじゃないかというふうに思います。 時間がなくなりましたけれども、「きらり・きたあきた」を見ますと、私の目が悪いんだか分かりませんが、平和という言葉がちょっと見つけられませんでした。いろいろ今後、郷土資料集で、地元ではどういうふうな動きがあったのかというような内容を、さらにこれに含めた形でいろいろ改訂していただければいいんじゃないかということを申し上げまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、7番 福岡 由巳議員一般質問を終わります。 次に、4番 虻川  敬議員、新創会、ご登壇ください。 ◆4番(虻川敬) (4番 虻川  敬君登壇) 議席番号4番 新創会、虻川  敬でございます。 今任期最後の議会となりました。1年生議員としてのこの4年間、様々な一般質問をさせていただきました。的を得ない質問もあったかと思いますが、今まで、どんな質問に対しましても、真摯に対応していただきました当局に対しまして、まずお礼をさせていただきます。ありがとうございました。 本日も市民の方々の要望や思いが反映され、現在よりも生活しやすいよりよい形となるように、一生懸命一般質問をさせていただきます。本日もよろしくお願いいたします。 今年度は非常に降雪量が多い年でありました。ただ降雪量が多いばかりではなく、休みなく連日にわたり雪が降り続き、除排雪対応での市民の皆様は、例年以上の難儀を来しております。また、市内を見回してみましても、道路脇の雪が視界を遮り、交通安全の観点からも非常に危険な状態になっているように見受けられます。 そのような中、市の除排雪部隊も、各路線を請け負っている除雪に携わっている業者の皆さんも、朝早くから晩遅くまで休みなく一生懸命除雪に取り組んでおり、本当に頭が下がります。毎日の業務に対し感謝し、敬意を示したいと思います。 一生懸命除雪に取り組んでいる状態ではありますが、今年度は除排雪が追いつかない状態が続きました。雪国に住む私たちは、この雪と今後も向き合っていかなくてはならないし、避けて通ることができません。雪に難儀を来して、北秋田市からほかの地へと移り住みたいと思っている市民の皆様もいないわけでもございません。雪に対するリスクを見直し、現状の市民要望に即した行政サービスを整備することで、今よりよりよい北秋田市になると思いますので、今回は除雪、排雪対策を中心に一般質問をさせていただきます。 それでは、通告順に従いまして質問してまいります。 大きい項目の1、福祉の雪事業について。 北秋田市で実施している福祉の雪事業と同じような補助事業をやっている自治体は幾つかあります。このような補助事業をやっていない市町村も多いようでありました。比較検証をしてみますと、一冬での補助額は当市を上回る市も見受けられましたが、補助率では北秋田市のように8割も市が負担するところはなく、北秋田市が行っている福祉の雪事業はすばらしい事業であることが分かりました。 しかし、実際に市民の方々の声に耳を傾けますと、非課税世帯が対象であり、高齢者でお暮らしでありましても、この補助事業を受けられない方々も多いようでございます。また、福祉の雪事業を利用して依頼しても、なかなか除排雪業者様に作業に来てもらえず、不安である方々も多くいらっしゃいます。 今年度の降雪は近年まれに見る大雪ではありますが、今後もこうした年があることは想定され、今年度、課題として見えてきたことに対しての対応策は、今の段階で解決の方向性を見いだしていく必要性を感じましたので、このことに関しまして質問してまいります。 ①福祉の雪事業の利用者の基準、指定業者の基準について。 1)現在の福祉の雪事業を利用できる方は非課税世帯の方でありますが、非課税世帯以外でも、高齢者世帯など、雪寄せに困難を来している方は多くいます。基準を見直してはどうか。 2)屋根の雪下ろしや排雪に関しては、対応する業者は市の登録業者だけでありますが、今年度のように雪の多い年には、登録業者も利用者の雪寄せの依頼に追いつかない状態であります。登録業者以外の業者や、個人に作業してもらったとしても、補助金が適用できるように基準を見直してはどうか。 3)現在の支給限度額は4万円でありますが、今年度のように雪が継続的に降り続き、降雪量の多い年には限度額の引上げは考えられないか。 4)対象になる建物は住居家屋だけであり、蔵や物置、車庫などは対象外であります。全て対象とはできないか。現在、住居家屋だけである理由や、その根拠を伺います。 次に、大きい項目の2番、除排雪について伺います。 北秋田市では、雪寄せ場を提供してくださる市民の方に対し、固定資産税の減免になる北秋田市自治会等小規模雪寄せ場事業の規定があります。他自治体にはあまりない制度であり、ありがたい限りであります。とてもよい制度ではありますが、この制度の内容を今以上に市民の方が使いやすいよう、使いやすい制度にすることにより、今まで以上に雪寄せ場の確保が増進されると想定されます。今年度のように雪が多い年に関しましては、地域、地域での雪寄せ場の確保は何よりありがたいことです。 一方、除排雪場所の確保も重要な課題ではありますが、そもそも、排雪に対しての根本の仕組みから変えていく必要性を強く感じているところであります。例えば、市内必要箇所に流雪溝を整備するなど、幾らでも雪に対するリスクを軽減することが、北秋田市民の故郷に対しての愛着が増すことにつながり、ひいては、北秋田市からの転出者の減少にもつながり、人口減少を阻止するための一助ともなると考えますので、除排雪に関しての課題に関しても質問してまいります。 ①北秋田市自治会等小規模雪寄せ場事業の規定について。 1)現在、固定資産税の減免対象となるのは宅地または雑種地であり、農地などは含まれておりません。現在の減免対象の規定を見直してはどうか。 2)現在の北秋田市自治会等小規模雪寄せ場事業要綱では、雪寄せ場を設置しようとする自治会等は、9月30日までに申請することとなっておりますが、今年のように想定以上の雪がある場合、急遽雪寄せ場となる場所もあると考えます。冬期間に入ってからでも雪寄せ場として対象となるように、設置確認願の申請期日を見直してはどうか。 ②道路排雪の在り方について。 1)除排雪等で道路に堆積した雪を、道路脇の農地など私有地へ寄せた際、土地所有者への謝礼金を考えてはどうか。また、道路の排雪を私有地へ放置した際には、雪解け時に土地の清掃などをすべきではないか。 2)自宅付近に雪寄せ場所を確保できず、離れた場所への排雪をされている世帯は多くあります。高齢化に伴い、以前まではできていたとしても、現在は困難な状態になってきている世帯は多く見受けられるし、今後はさらに増えていくことが想定されます。市街地や各集落の工事など、流雪溝の整備が必要と考えます。流雪溝の必要箇所を徹底調査し、整備の計画をしてはどうかを伺います。 次に、大きい項目の3番、元町跨線橋について伺います。 元町跨線橋でありますが、新たな跨線橋を建設するという説明の下、古い跨線橋が撤去されました。付近に住まわれる市民の方々、そして、跨線橋を利用する鷹巣中学校の通学に跨線橋を利用していた生徒の皆さんたちも、それはそれは期待をして、新しい跨線橋を待ちわびておったところでございます。 しかしながら、昨年3月議会の産業建設委員会での説明において、建設費が当初の6億円から10億円に工事費用の見積りが跳ね上がったことと、工事に係る工期が2年から3年間に延びたことを理由として、新たな跨線橋の建設はしないということとなり、代替案で現在の陸橋の下まで新しい道路を建設する方向であるという説明がありました。 その説明の際、地元の町内会等に説明がなされ、了承を得ているとの説明がありました。また、今年度に、通学路が暗いので、照明設置等にも向かっていきたいという説明もなされておりました。付近に住まわれる市民の方々が納得されているのであれば、早くに代替の道路設置がなされればよいと思っておりました。付近に住まわれる市民の方々にお話を伺いますと、特に元町側ではなく、跨線橋より北側の、つまり、柳中、新田中、坊沢などにお住まいの方々は、多数の方々がとても不便を来しているということでありました。また、新しい跨線橋の建て替えを強く要望したとしても何ともならないと、諦めの状態でありました。 別の角度から見てみますと、中学校の登下校時刻に、現在通学路となっている鷹巣陸橋の状況を見てみますと、信号で待っている際の場所が狭い状況で危ない瞬間がありますし、鷹巣方面から、鷹巣市街地から通学される生徒のほとんどが陸橋を使用して通学しているので、交通の安全面から見た場合、歩道のキャパオーバーではないかと心配しております。 また、以前の鷹巣南中学校と鷹巣中学校が一緒になったことで、生徒の数も増え、父兄の方々が車で送り迎えする機会も増え、車両の交通量も増しており、危険が増えているように見受けられます。さらに、付近にお住まいの方々から、従来、跨線橋があった場所の柵を乗り越えて線路を渡っている人もおり、危険であるという声も聞こえてきました。市民の方々は跨線橋が欲しいわけではなく、今まで、道路、通路として使っていたところがなくなって不便であると言っているわけです。 以上のことから提案させていただきます。 ①跨線橋代替事業について。 1)跨線橋撤去時に新規跨線橋が造られることとなっていたが、事業内容の見直しにより、新たな跨線橋は造らないこととなっております。一部町内会には説明があったようではありますが、いまだ実際利用している市民へはその情報は伝わっていないと見受けられます。利用するのは当該地区の市民の皆様だけでははく、鷹巣中学校の生徒を中心に、今までも生活の中で跨線橋を利用してきた方々であります。跨線橋新設が難しいのであれば、踏切の設置をすべきではないかと考えます。今後検討はできないかを伺います。 最後に、4番、ふるさと納税返礼品に関して質問します。 前回の令和3年の12月議会において、北秋田市民病院関連の質問をさせていただきました。北秋田市民病院のよりよい活用のされ方をその後も考えておりましたところ、北秋田市民病院の売りというか、メリットは何かと考えました。北秋田市民病院の周辺環境は景観もよく、自然味にあふれ、空気もきれいですばらしい環境であることが挙げられます。さらには空港が近く、交通の利便性がよいということが強みになると思いました。 この2つのメリットと、昨今のふるさと納税の伸びがよいことを考えたとき、北秋田市民病院の新しい生かし方があるように思いましたので、質問というよりは提案をさせていただきます。 ①ふるさと納税返礼品について。 1)北秋田市民病院の利用促進と、大館能代空港の利用促進とふるさと納税の返礼品とを結びつけ、首都圏からの空港を利用した往復チケットをセットとした日帰り、もしくは宿泊などを選べる人間ドックをふるさと返礼品にしてはどうか。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。今回もまた、当局の前向きな答弁のほど、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 虻川  敬議員のご質問にお答えをしてまいります。 初めに、大きな項目の1番です。 福祉の雪事業についての①福祉の雪事業の利用者の基準、指定業者の基準についてとして、1)から4)については関連がございますので、一括して答弁させていただきます。 福祉の雪事業における利用対象世帯の基準につきましては、身体的、経済的に、真に除排雪が困難な方が対象となっております。作業対象及び範囲につきましては、利用者の在宅生活を守ることを目的といたしておりますので、居住家屋の雪下ろし及び除排雪並びに道路までの間口除雪としているものであります。 また、本事業は支え合いの観点から、建設技能組合及びシルバー人材センターと協議の上、作業単価を低く設定し、作業場所までの交通費も無償としておりますので、未登録の事業者等が作業した場合、支払額が折り合わないものと思われ、本事業の適用は考えてはおりません。支給限度額につきましては、先ほどの福岡議員にもお答えいたしましたとおり、大雪の今年度に限った引上げについて検討してまいります。 次に、大きな項目の2の除排雪についての①北秋田市自治会等小規模雪寄せ場事業の規定についてとして、1)と2)のご質問でありますが、関連がございますので一括して答弁させていただきます。 自治会等小規模雪寄せ場事業につきましては、雪寄せ場の少ない住宅密集地や、市街地の雪寄せ場を確保することを目的に制度設計をしているため、対象地目を宅地または雑種地に限定をして実施しているもので、農地などの適用はなじまないものと考えております。雪寄せ場設置の申請期間の見直しについては、今冬のように、大雪の影響で地区住民が雪捨場に苦慮することも想定されますので、地域の実情や要望等を踏まえて検討をしてまいります。 次に、②の道路排雪の在り方についてとして1)のご質問でありますが、大雪等での道路除雪では、降り積もった路面の雪を道路脇の私有地へ押し出す場合があります。 ご質問にあります謝礼金の支給については、降雪地域にあっては、雪に関するある程度の負担は、全ての市民が相互理解の下、甘受すべきものであると考えていること。また、土地所有者の把握や寄せられた雪の量の基準など、明確な判断が困難であるため実施する予定はありませんが、雪解け後の私有地の清掃等につきましては、現地確認を行い、所有者の意向に沿った原状回復に努めております。 次に、2)のご質問でありますが、市街地への流雪溝の整備につきましては、水源や流雪側溝の勾配も確保されていないほか、河川へ放流する際の流末処理の整備が必要となることから、困難であると考えております。また、集落の工事等への整備につきましても、流雪側溝の断面が大きくなることにより、車道幅員の確保が課題となるため、計画策定の予定はございません。 次に、大きな項目の3の元町跨線橋についての①跨線橋代替事業についてとして、1)のご質問でありますが、元町踏切道の整備につきましては、JR東日本と協議した結果、安全性の面から、踏切道の新設は認めないとの方針が示されたため、断念をいたしたものであります。また、跨線橋の架け替えにつきましても、JR東日本から当初示された概算事業費からの増額や、複数年に及ぶ工期がさらに延長される旨の提示があり、市の計画に大幅な変更が生じたことから、事業の見直しを余儀なくされた経緯があります。 なお、見直し後の計画については、跨線橋付近の自治会をはじめ、地元利用者へ説明会を開催し、おおむね了承をいただいたところであります。 次に、大きな項目の4のふるさと納税についての①ふるさと納税返礼品についてとして、1)のご質問でありますが、人間ドックにつきましては、令和元年9月から市民病院を対象に、ふるさと納税の返礼品といたしております。また、大館能代空港の往復チケットをセットにすることについては、今後、関係事業者と協議をしてまいります。 以上が、虻川  敬議員からのご質問に対する私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ご答弁のほど、ありがとうございます。 それでは、再質問に移らせていただきます。 まず、大きい1番、福祉の雪事業についての福祉の雪事業の利用者の基準、指定業者の基準についての1)から再質問させていただきます。 今の答弁で、まず、在宅者の身体的、経済的負担を軽減するということと、在宅生活を守るということでありました。今、いろいろな世帯がいらっしゃいます。高齢者だけでお住まいの方もいらっしゃいますし、家庭状況、住まわれている構成は様々であります。ただ、実際に市民の方々の声を聞いてみますと、やはり、若い世代の方と高齢者の方が一緒に住まわれているパターンの家庭もあります。若い世代は稼ぎに行って日中いないと。家の仕事もできる人とできない人がいる。それで、高齢者の方々が家に残されているという家庭も多く見受けられます。 今いろいろ、今回の雪の事業だけではなくて、様々な分野において、非課税世帯だけが優遇されている傾向に見受けられます。確かに非課税世帯に対しての補助、フォローというものも必要となると思いますけれども、非課税世帯ということだけで線引きがなされていいのかなと。もうちょっと違う視点から線引きをして、本当に困窮されている方々に支援の手が回っていかないかというふうに思いますが、この点に関して何かいい策がないものか、当局はどのように捉えているのか。やはり非課税世帯とそうでない世帯でくくりを分けるのか、今後の進め方、こういったものに関して当局の考えを伺います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、高齢福祉課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 非課税世帯のみが対象なのはなぜかということでございますけれども、非課税世帯ということであれば収入が少ないということでございます。今回、雪事業に関しては、個人負担が相当数ございます。そういった観点から、非課税世帯で収入が少ない方に支援するということで、非課税世帯としているものでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。収入が少ないということで個人負担もあるということですけれども、やはり非課税世帯の方は収入が本当に少ない、ないと思います。ただ、課税世帯であっても収入が本当に低くて、真っ当な納税をされていて、それでいて、例えば附帯的にかかる雪寄せに関してのコストに関しても、全額自腹のときに、比較検証したときに、非課税世帯の方だけが有利に転じることもあろうかと思いますけれども、やはり北秋田市は高齢化が進んでおります。非課税世帯にとらわれず、高齢者の方に何か支援の手が回るようなことは今後は考えられないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 今後、非課税世帯ではない世帯に対しても支援はできないかというご質問でございますけれども、今現状、世帯の構成は様々になってございます。そうした中で、現在は非課税世帯という形で対象にさせていただいている状況がございますので、現状としては、このまま非課税世帯のままで対応していきたいと考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  現状の答弁のほうは承知しました。今日お伝えしたとおり、市民の方々の声でやはり難儀を来している方がいらっしゃいますので、今後、ぜひぜひ検討のフィールドに上げていただきたいなと思います。 2)番に移ります。 先ほどの答弁では、指定業者ですけれども、移動に対して行くまでのコストもかからないというのと、時間的なもののコストを統一で安くセットしているということの答弁でありましたと思います。ですが、今話を聞いてみると、市民の方々の声でよくよく聞かれてくるのが、福祉の雪事業を利用して業者さんをお願いしても何日も来ないと。回らないと。軒折れるんじゃないか、もしくは折れちゃった、こういった話が聞こえてきます。 私もちょっと聞いた話ですので、この価格が合っているのか分りませんけれども、1人工、1時間2,750円というようなセットの金額だと思いますが、これは合っていますか。まず、ここ伺います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えします。 福祉の雪事業において設定している作業員、また機械のオペレーター、共に同じなんですけれども、作業の1人当たり、1時間当たりの単価は2,780円以内と設定させていただいております。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。すみません、私もちょっと確認不足で失礼いたしました。 本当にあれですね、2,750円、そこまでいく経費等々がかからないということだと思いますけれども、やっぱり待たされている間に軒が折れちゃうとか、雪で被害が、急に落ちてきた雪で壁が損傷するとか、いろいろな資産を、一般の皆さん、市民の皆様の資産を奪うことにつながりかねない事例であります。 今のところ、指定業者以外の方が除雪に対応できることは考えていないということでありますが、地元の、近隣に住んでいる方がお手伝いに来てくださることもあるかと思います。ただ、それを無償でやってもらうというのも、やっぱり地元に住んでいる方も、お願いした人も、なかなか都合悪いというか、厳しい状態であると思います。こういった福祉の雪事業があるのであれば、近隣の屋根の雪下ろしに来てくれた方に関しても、最低限の2,780円以内の時給単価をあてがえられるような方向性で施策の整備はできないものか。ここら辺、伺います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、高齢福祉課長。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 福祉の雪事業に登録されていない方が近隣の方にお願いして、雪寄せを行うということを福祉の雪事業の対象にできないかというご質問かと思いますけれども、福祉の雪事業は、まず対象者が絞られている状況にはございます。 対象者になった場合、登録していただくわけなんですけれども、その際、窓口の方で今年のような雪の多い状況ですと、やはり議員ご指摘のように、屋根の雪下ろしに登録されている事業者が各地域を回って作業を行っているわけなんですけれども、何分作業に時間がかかっているという状況で、待っていただいている世帯が多数ございます。それが現状でございました。ですので、窓口では、新たに近隣の方にお願いする場合も想定して、探してくださいというのもお願いはしております。 事業者ややっていただく方が見つかった場合、個人であっても、自治会であっても、事業者であっても、すぐ登録して対象事業者として作業を実施していただいております。これは先ほどご説明申し上げました、作業単価等々の関係で低く設定させていただいておりますので、その関係でお願いした世帯の方々が不利益にならないように、費用の上限を低く抑えるための措置をしているものでございますので、こちらのほうで適用させて対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。そうすれば、今の説明では、個人であっても登録すれば指定業者になるというようなお話しでございました。 以前、広報にもついていました。広報にも、雪寄せをやってくださる事業者を募集しますというような案内がありまして、ただ、この文面からだと、個人も雪寄せ業者として認定になるのかちょっと不明でありましたので、今、確認させてもらったところであります。それであれば大変いいことだなと思います。ただ、私も広報を見た限りでは、やはりちょっと疑問に見受けられた部分がありますので、もうちょっと分かりやすいように記載されてはどうかなというふうに提案させていただきます。 そうすれば、この業者さんというのは、例えば今日から雪が降り続きましたと。明日、何たって雪寄せしなければいけないと。明日に手伝うので雪寄せ業者に登録しますよと申請あった場合は、即日というか、どのくらいのスパンで認定業者となるのでしょうか。教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  登録のスパンということでございますけれども、申請者が申請した際に同時に登録するということもございます。また、登録している方がやっていただく方を見つけて、この方にやっていただくということで、そこで登録していただくこともございます。登録については即日登録できますので、その辺は迅速に対応してございます。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。私の勉強不足で大変失礼しました。こういった、優遇された制度があることはすばらしいことだと思います。ただ、なかなか市民の方々には伝わっていないなと。私も書面で調べる限りでは、なかなかそういった結論に結びつけることが難しかったので、今後できるだけ多く周知をしていただいて、皆さんが活用しやすいようにしていただきたいなと思います。 と申しますのも、やはり雪寄せが、福祉の雪事業でも業者さんが来なくてなかなかやってもらえない。業者さんに話を伺いますと、福祉の雪事業に登録されている業者さんのお話を聞きますと、どうしても福祉の雪事業のほうを優先しないといけないんだと。そうすれば、民間の、一般の家庭から雪下ろしを依頼されたとしても、なかなか足を運ぶことができないんだと。そうこうしているうちに、福祉の雪事業以外の方の資産の損失につながることが発生しかねないというような現状もあろうかと思いますので、お話しさせていただいたところであります。 今回の一般質問でいろいろ明解に分かりましたんで、ありがとうございます。また、このように、きちっとした対応がなされていることに本当に感謝申し上げます。3)は前向きな検討をされていかれるということでありましたので、ありがとうございました。 そして、4)番ですね、まとめての答弁だったので、ちょっと私もメモがあれですけれども。住居家屋だけが対象となっているわけでありますが、例えば、車の車庫に関しても生活の一部であります。蔵に関しても、倉庫に関しても、在宅生活を守ることに直結はしないと思いますけれども、間接的につながっていくと思います。業者さんの立場から見ても、母屋の屋根に上がって、その後、蔵の屋根に上がってということもそんなにそんなに苦ではないと思うんですけれども、時間で単価も決まっていることですし、ここら辺の規定はもう少し緩くしてもどうかなと思いますが、こちらはやはり変わることはないでしょうか。お伺いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えします。 この福祉の雪事業につきましては、冬期間の在宅生活を守るため、対象となられた方のご家族の安全を守るためという観点で設定させていただいております。その関係で、やはりお住まいの住宅が中心となりまして、お住まいの住宅と、その間、屋根の雪下ろし、除排雪、あと間口の雪寄せということに限定させていただいている状況でございます。状況につきましては、各家々で大分違うところがございますので、その辺のところは今現状のままということにさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。
    ◆4番(虻川敬)  分かりました。今後検討していただければなと思いますが、次に移ります。 大きい2番、除排雪についての①、1)でございます。 減免対象となるのは宅地、雑種地ということであります。宅地宅地の間に農地になっている場所もあるかと思います。集落で雪寄せ場という部分で考えたときに、雪を寄せる場所を提供してもらったとしても、無償の部分と、今回のように減免対象の地があるということは、やはり公平性に欠けるように感じますので、例えば住宅地、密集地の付近の農地なんかも減免対象にしてはどうかと再度お願いしたいところでありますが、こちらに関してはいかがでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長が。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  議員ご承知かもしれませんが、住宅密集地にある農地につきましては、税務課のほうでは現況課税ということで、宅地あるいは雑種地で課税されておりますので、所有者のほうに確認して、この制度にのっとった自治会長さんまたは町内会長さんと相談されて、申請していただければと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  そういうところもあると思いますけれども、例えば北秋田市の集落を見ると、ずっと農地があって、集落あって、農地あって、集落あって。その農地になっている部分に関しても、やっぱり雪寄せ場になっているところもあると思いますが、そういったところに関しての話をしているわけですが、そういったところ、例外というか、農地で雪寄せ場になる場合もあろうかと思いますが、今後そういった場合のときも、減免対象にはならないかということをお伺いしていますが、もう一度答弁お願いします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて、建設課長。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  郊外にある農地につきましては、当然農地の転用許可が必要となります。一時転用の許可が農業委員会のほうに申請されますので、手続上、そういうふうになっておりますので理解していただきたいと思います。 あと、市のほうで農地を利用した雪寄せ場にしてしまいますと、排雪された雪には融雪剤や、あと砕石、またいろんなものが含まれていますので、農家の方に対する春先のそういう補償と、あと農産物にもかなり影響が出ると思いますので、農地を雪寄せ場にするということは考えてございません。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  分かりました。では次に進みます。 道路排雪の在り方についての1)、謝礼金は適さないということでありました。また雪解け時に、清掃は実施すべきという意向に沿って原状回復するということでありましたが、市民の方の声では、毎年毎年、雪寄せられて困るんだと。特にカーブのところのつけたところとか、T字路の向かい合ったところとか、やはり農地には雪は捨てないといっても、道路際の農地には雪が、やっぱり春先に清掃が必要なだけ難儀を来されているところがあろうかと思います。そこに関しては、これは答弁要りませんけれども、先々、当局のほうで春先に回って、市民の方々からクレームというか、要望がある前に、事前に配慮した対応を取っていただきたいなというふうにお願いしたいと思います。こちらはお願いで、次に進みます。 元町跨線橋について伺います。 当局の説明では、JR側と協議した際に、平面交差、つまり踏切は安全性からやっぱり厳しいということで報告がありました。私、踏切について、新設について調べてみました。省令、説明すると時間がないのですが、やってやれなくはない。JRがやらないというのであればしようがないんですけれども、ただし書で特例措置もないわけではありません。地元の方々の要望がある限り、もう一度踏切に関して、JRと折衝交渉することはできないか伺います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) この跨線橋、大変悩ましい問題であります。私自身もこの跨線橋をぜひ存続したい、新しくしたいというつもりでおりました。しかしながら、先ほど申し述べたような様々な理由で、あそこは今、踏切を、古い跨線橋を解体をして、新しい道路で回っていくと。大変距離的にも長くなるわけで、ご迷惑をかけるわけでありますが、ただ、JR側と、今、議員がお話ありましたように、踏切ができないかと。私も跨線橋が駄目だったら、逆に踏切を生かすことができないのかということで、JR側とも掛け合いましたが、ご案内のとおり、平面交差は危険が伴うということで、JR側は新規の踏切は認めないという方針だそうであります。 一例を挙げますと、JRそのものが皆さんもご案内のとおり、どうもやはり民営化になりましてからも、大変人の数も減っております。また、最近の動きとして、秋田支社を廃止して今度は仙台のほうに云々という話もございます。結局、今、JRの会社の経営方針の中で、できるだけ金をかけないようにしていきたいなというようなものであります。 ご案内のとおり、市としてもJR鷹ノ巣駅の待合室、あそこを開放していただく。夜、例えば、帰りが遅い高校生の方々が休む場所がない。電気がついているにしても、鍵がかかって入れないということがございました。皆様方からもいろんなご要望がありまして、あそこに、JR北秋田支局のほうにも掛け合ったわけでありますが、そのときも、市で警備員の金を出してくれるんであればあそこは開けますよというような話でありました。今現在、議会からもご協力をいただきながら、今回の当初予算でも、JR鷹ノ巣駅の整備委託料として年間172万円ほどのお金を出させていただいております。本来はこれも利用客の安全・安心を考えたときには、本来はJRが負担すべき金であります。殊、このように、JR側はできるだけ自分たちとしてはなかなか手をかけたくないということでありました。 このたびの踏切が実現できないというのは、非常に私も残念でありますけれども、それに代わったやり方として新しい道路を通すようになるということで、先ほど来、いろいろ懸念されることがございました。例えば、中学生があそこの交差点のところというか、信号のところでスペースが足りないとかというようなこともありますので、その辺はしっかりと取り組んでいかなければいけないと思っていますので、これからもやっぱり事故のないような、そういう、元町跨線橋の代わりにできる道路に対しましても、しっかり取り組んでいきたいなと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  市長からしっかりした答弁いただきまして、ありがとうございました。 ただやはり、あそこの通路は譲れないなと思いまして、平面交差が駄目であれば、下にトンネルを掘っていくことは検討できないでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ご提案ありがとうございます。私どももあそこの歩道橋を解体して、しかも歩道橋を設置するためには何で金がかかるかと申しますと、スロープを緩くしていかなくちゃいけないということで、大変な距離をかけていかなくちゃいけないという部分もありますし、冬場をどうするかといったときに、屋根をかけなくちゃいけないと。 したがいまして、私の考え方として、一つの考え方として、エレベーターで上げちゃって、そんなに距離要らないでしょうと。つなげればいいんじゃないかという話も検討させていただきました。しかしながら、なかなかそれも技術的にもかなり難しいし、また、全ては安全性の問題もあるというようなこともありまして、断念したところであります。 下をくぐるということでありますけれども、確かにそれもすばらしいアイデアです。ただ、ああいうアンダーパスを造るようになりますと、川がすぐそばにもありますし、いろんな意味で危険性が伴うといった状況があります。決してやらないためのことではなくて、何とかできないかということでやった上での今回の考え方でありますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  4番 虻川  敬議員。 ◆4番(虻川敬)  ありがとうございます。時間もないので手っ取り早く。 本当に昨今はテクノロジーの現代であります。例えばスロープ、長く必要であったらジグザグに下りてきて下通すとか、そこら辺も検討できないかなと思うので、ここからはちょっと時間がかかるでしょうけれども、いい方向性を検討、先々もしていただきたいなと思います。 最後に、もし私たち市民が、やはり平面交差というか、あそこに通路が必要だと。必要性があるわけでございます。そうすれば、お金かけたくないJRには申し訳ないんですけれども、JRさんにお願いして、JRさんがトンネル掘って線路通してもらうとか、高架橋で高くいってもらうとか、そこら辺の要望というところは現実味がないと思いますけれども、そういった勢いで、何とかあそこの通路が通るようにお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、4番 虻川  敬議員の一般質問を終わります。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。   (休憩)                    (11時51分) ○議長(黒澤芳彦)  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。   (再開)                    (13時00分) ○議長(黒澤芳彦)  一般質問を続けます。 8番 久留嶋範子議員日本共産党議員団、ご登壇ください。 ◆8番(久留嶋範子) (8番 久留嶋範子君登壇) 8番 共産党議員団、久留嶋範子です。 最後の質問者となりました。通告に沿って質問いたします。 大きな1番、大雪対策について。 ①除排雪対策について。 初めに、近年にない大雪となり、関係する除排雪担当の市職員、受託業者、そして市民の皆さんへ労をねぎらいたいと思います。 今、市民の皆さんが心配しているのは、先の見えないオミクロン株への恐怖と、やがては解ける雪への対応ではないでしょうか。断続的に降る雪の影響で積雪量は平年に比べ、6日現在、鷹巣が約2倍、阿仁合は約1.6倍、阿仁比立内では2メートルを超えております。北秋田市では、先月19日に市内の指定観測点2地点で積雪量が基準値を超えたため、災害警戒部を設置し、大雪による被害状況や除雪体制の強化を図っていくといたしました。現在の状況と今後の対応についてお伺いいたします。 1)番、高齢者や一人世帯への支援について。 市では、雪で困っている高齢者や障害者のために、住民税非課税世帯を対象に福祉の雪事業制度があります。今年の冬のように大雪となった場合、地域での支え合い事業や除雪ボランティア活動なども必要と考えますが、見解をお聞かせください。 2)番、市民からの除排雪に対する苦情・要望への対応は。 連日の大雪の影響で、市街地を中心に道路の除排雪が追いつかない状況が続いております。道路脇には高い雪山が積み上げられ道幅が狭くなって、車の擦れ違いが困難になっている場所もあります。市民からの除雪に対する要望・苦情への対応はどうなっておりますか。 3)番、積雪により倒壊などの危険家屋の実態の把握と対策はどのようになっているかお伺いいたします。 4)番、通学路の安全確保は十分か。 スクールバスの乗降場所に除雪の雪が置かれ、困っているとの苦情が寄せられております。対策についてお伺いいたします。また、冬道での安全運転の徹底はどのように行われているのか、お尋ねいたします。 大きな2番、地域の宝、方言の活用について。 ①地域に残したい方言の利活用について。 前回、私は令和元年9月に質問いたしました。2回目となります。 この間、地域の老人クラブの会員で七日市地域の方言を収集し、「七日市の言葉っこ」が完成し、広報や地元の新聞でも掲載され、話題となりました。4年がかりで完成させた「七日市の言葉っこ」を大館能代空港で出迎えの声として使いたいと大館能代空港から声がかかりました。空港での放送するタイミングはフライト到着時に行うもので、放送エリアは固定橋から手荷物受け取り手前までの動線上で、エンドレスの自動放送になる予定とのことです。 例えば、フレーズとして、標準語で言うと、「あら、久しぶりだこと、よく来たね。おいしいもの一杯食べてゆっくりしていってね」など、季節に合わせたフレーズを「七日市の言葉っこ」にして表現するものです。取組の狙いは、県外客、帰省客、地元客へのウエルカム感にして表現するもの、ウエルカム感、温かさ、親近感、期待感、わくわく感、新鮮さ、話題性で愛着心の深まり、また来たいという意欲を刺激し、空港の利用増加の期待にしたいということであります。そこでお聞きいたします。 1)番、地域の宝としての方言、秋田弁を観光の場面でもっと活用すべきと考えますが、答弁を求めます。 北秋田市には、内陸縦貫鉄道、マタギ文化、伊勢堂岱縄文遺跡、温泉など、たくさんの宝があります。これらを生かして観光客の誘致を図るためにも、地域の言葉、方言でおむかいするなど検討できないかお伺いいたします。 2)番、子供たちに地域の文化として伝えていくべきではないか。 施政方針の中でもふるさとを愛し、ふるさとを支えようとする子供の育成については、郷土資料集「きらり・きたあきた」の活用、地域人材、地域素材を活用した学びの場づくり、絆づくりに努め、地域の活性化へつながる取組を進めてまいりますと述べられております。方言を語り継ぐ文化として残すべきと考えますが、見解を求めます。 以上、檀上からの質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) ただいまの久留嶋範子議員のご質問にお答えをしてまいりますけれども、大きな項目の1の大雪対策についての①の除排雪対策についてとして、4)と大きな2番の地域の宝、方言の活用についての①未来に残したい方言の利活用についてとして、2)のご質問は、後ほど教育長のほうから答弁いたしますので、よろしくお願いいたします。 初めに、大きな項目の1です。 大雪対策についての①除排雪対策についてとして、1)高齢者や一人世帯への支援についてのご質問でありますけれども、先ほどの福岡由巳議員にも答弁をさせていただいておりますけれども、当市におきましては、今年度、県で実施しております「地域除排雪団体等担い手育成事業」により、2つの団体が設立されております。 地域の方々による共助活動のため、範囲も限定されておりますが、活動地域に暮らす方々にとっては頼もしい存在でありますし、当市といたしましても、地域での支え合いやボランティア活動は重要と考えておりますので、団体設立を県と連携しながらサポートするとともに、福祉の雪事業を中心に活動を支援してまいりたいと考えております。 次に、2)の市民からの除排雪に対する要望・苦情への対応は、とのご質問でありますが、今年の冬は例年にない大雪に見舞われておりまして、市民の皆様におかれましては、これまでの連日にわたる除排雪作業でお疲れのことと拝察をいたします。 市民からの除排雪に対する要望や苦情につきましては、電話や窓口等で内容の聞き取りや必要に応じて現場確認を行っております。 除排雪については、市直営班及び委託業者が昼夜を問わず作業に当たっておりますが、降雪等の影響から当日中に対応し切れないケースは数日かけて作業を行っております。 今後につきましても、同様の対応となりますが、地域の実情に寄り添い、臨機応変にきめ細かい除排雪に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をお願いをいたします。 次に、3)積雪により、倒壊などの危険家屋の実態の把握と対策はどのようになっているかというご質問でありますが、積雪に伴う倒壊や危険性のある建物につきましては、空き家等実態調査により把握し、随時確認を行っているほか、自治会や市民の皆様からの情報提供により状況を確認し、その都度所有者等に除排雪等の対応をお願いをしております。 市内には、管理不十分となっている空き家が80件、うち倒壊により周辺への危険性がある空き家が46件ありますが、特に冬期間は落雪により通行人や隣家に危害を及ぼすおそれがあるため、所有者に対し適正な管理を促しております。 また、危険性のある空き家につきましては、特定空家等の認定による解体のほか、相談体制や助言も行っており、引き続き実態把握に努めるとともに適正管理に向けた対応に取り組んでまいります。 次に、大きな項目の2です。 地域の宝、方言の活用についての①未来に残したい方言の利活用についてとして、1)地域の宝としての方言を観光の場面で活用すべきと考えるが、というご質問でありますが、議員のご案内のとおり、秋田弁は秋田ならではの魅力的な観光コンテンツの一つであると認識をいたしております。 当市では、これまでも秋田県のコミュニケーションデザインのロゴマークの一つである「あんべいいな 秋田県」を使用し、方言を活用した言葉遊びによる情報発信を行っているほか、「餅っこまつり」のように当市の観光イベント名として活用してきた経緯もあります。 また、方言を地域が持つ独自の風土や習慣を表現する一つの文化として記録し保存していくことを目的に「北秋田市方言記録事業」を令和2年度から実施しており、七日市老人クラブ寿会を中心に文字と音声による記録集として「七日市の言葉っこ」が制作されております。 昨年の11月には、大館能代空港ターミナルビル株式会社から、誰か方言の話せる人を紹介していただきたいと依頼がありましたので、早速七日市寿会を紹介させていただいたところであります。 今後も方言の保存を進めるとともに、議員からもご提案ございましたけれども、北秋田市らしい観光プロモーションとして、機会を捉えて積極的に活用してまいりたいと考えております。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対しての私からの答弁でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋) (教育長 佐藤 昭洋君登壇) それでは、私から、久留嶋範子議員のご質問にお答えしてまいります。 大きな項目の1、大雪対策についての①除排雪対策についてとして、4)通学路の安全確保は十分かとのご質問でありますが、この冬の大雪の中、子供たちの安全確保に係る除排雪については、各地域の皆様のご協力をいただいていることに感謝しております。 スクールバスの乗降場所については、安全確保に考慮し、関係部署と連絡を取り合いながら、乗降場所の変更をするなど、随時対応しております。 スクールバスに係る冬道での安全運転の徹底については、1月19日に市文化会館駐車場を会場に行われた北秋田市警察署主催の安全運転講習会にスクールバス運転手が参加し、冬道における実技研修を受けておりますが、今後も安全運転に向けて万全を期すよう指導してまいります。 次に、大きな項目の2、地域の宝、方言の活用についての①未来に残したい方言の利活用についてとして、2)子供たちに地域の文化として伝えていくべきではないかとのご質問でありますが、これまで地域の交流活動や家族の日常生活の中で引き継がれてきた方言ではありますが、急速に進む少子高齢化、核家族化などの社会の変化により、その継承や文化が失われつつあることは否めません。 令和元年度に教育委員会が発行した「きらり・きたあきた」は、北秋田市をふるさとと実感し、愛着や誇りを持ってほしいという願いを込めて北秋田市の魅力をまとめた1冊です。その中の文化のジャンルでは、「地域に根差すことば あきたの方言」として小学生にも分かりやすく紹介しており、地域に根づいてきた言葉に興味を持ってもらえるよう編集しております。 子供たちに地域の暮らしを反映する言葉を伝えるには、文字だけではなくアクセントや場面による変化なども必要であることから、私たち大人が残し伝えようという意識を持つことが大切であると感じておりますので、今後も「方言記録事業」を進めながら保存に努めてまいります。 以上が、久留嶋範子議員からのご質問に対する私からの答弁であります。 ○議長(黒澤芳彦)  これより再質問に入りますが、一問一答方式で行います。 8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  それでは再質問いたします。 除排雪については、午前中2人の議員の方から、福祉の雪事業も含めていろいろお話がありました。ここ数日は本当に穏やかな日々が続いておりまして、もう少ししたら春が来るんじゃないかなと、少しは気持ちが高ぶっておりますが、残念ながら長期予報を見ますと、まだまだ雪のマークがついているので、まだまだ油断できないんじゃないかなと思います。 1番の1)番、高齢者や一人世帯への支援についてということでありますが、先ほど福岡議員からもありましたが、今、市長のお話にもありました、共助ということで、今2つの団体の設立がなされているということで、その経営についてと、今どういうことを活動としてやっているのか、分かったらお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 ◎市長(津谷永光)  それでは、高齢福祉課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えいたします。 ボランティア団体の設立に関する経緯でございますけれども、もともとそういった活動を地域のほうで任意にやられていた団体といいますか、グループといいますか、そういった方々がおりました。そういった方々がおったということで、県の事業を委託しております県北ボランティアセンターですか、そちらのほうで設立のお手伝いをしたと、そういう経緯がございます。それに基づき今年度、北秋田市では2つの団体が県の支援を受けて設立することになったものでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  北秋田市だけでなくて、特に、秋田県の中で今まで秋田市もそうですけれども、近くの大館市さんとか能代市さんも本当に大雪で大変な思いをしていると思いますが、今言われました、今まで地域でそういうボランティア活動をやっているということで、そういう県との助成制度で進めていくということでありましたが、それはそれで進めていただきたいんですけれども、地域での支え合いということでは、例えば、自治会と連携してどこでも私も聞きますけれども、独り暮らし、困っている方への助け合いということで、例えば除雪機で家の間口、困っているところを除雪したりとか、そういう助け合いの事業があると思いますけれども、自治体としてどのような取組というか、そういう助け合いの活動をしているということ、現在ありましたら教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  高齢福祉課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長(鈴木雅昭)  お答えします。 除雪に関しましての活動でございますけれども、社会福祉協議会のほうで、各4地区にございますけれども、そちらのほうでボランティアを受け付けるボランティアセンターといいますか、そういった機能がございます。社会福祉協議会のほうで除雪に関しましては、除雪機械の貸出し等行って支援をしておりますので、そういった自治会ですとか団体ですとか、ボランティアを行う方々が借りられる制度でございますので、そちらのほうをご紹介しながら進めているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  2)番の市民からの除排雪に対する要望・苦情への対応は、ということでありますが、今回、除雪費、追加予算も計上しておりますが、特に、やはり大きな道路は除雪やっていただいているんですけれども、やはり小路に入るとなかなか大変な状態ありますので、今後その市街地、特に鷹巣の町内の中で小路も含めて積み上げられた雪山というのを解消するために、具体的に、まず今少し落ち着いた中で徐々に優先順位を決めてということでやられていると思いますけれども、そこのところのめどというか、どのくらいまずかかるかというのを分かれば教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ◎建設課長藤原甚英)  お答えいたします。 今年の特徴であります多期間による集中した降雪によって、幹線道路は先ほど言ったように排雪順調に進んでおりますが、どうしても小路から出た雪が幹線道に置かさっている場合がありますので、それについては、若干市長の答弁にもありましたが、数日かけて対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。排雪場所というか、雪捨場所のことなんですけれども、私も見ていますけれども、文化会館の裏のところにこう、今までないぐらい本当に、除雪トラックで投げた雪が物すごいなと思っていますけれども、そういう各排雪の場所、米代川とか橋のところとかも含めて、状態はまだ大丈夫ということでしょうか。そこのところも確認します。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  議員ご承知のように、雪の置き場所、捨て場所については、北方面では鷹巣中学校の入り口、また南方面になると、米代川の河川を利用しているところです。 いずれも県の敷地となっておりますので、今年については、つい先週に振興局へ出向いて許可をいただいて拡幅しているところでございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  要望という中でなんですけれども、消防のほうとも関わりありますが、災害時の対応ということで、本当に大雪降って、皆さん大変な思いしていますけれども、各地域というか消防の水利の確保というのはどのようになっているか、消火栓とか防火水槽、消防団の方、それから消防署の方、点検はしていると思いますが、何かあったときに、災害のときに、本当に大変な思い、それから冬ですので、それがきちっとお水が出るかとかそういう確認もやはりしていただきたいのと、災害のことで、これ市民の方から私のほうに連絡ありました。 実は、市の直接ではないんですけれども、公衆電話、今、災害のときに何か所かあるんですけれども、そこが雪で、除雪で全然埋まっていて、もし何かあったときに、こういう公衆電話ボックスが使えないということはちょっと大変じゃないかということで、私、昨日、おとといか、交流センターのところにあります公衆電話、私もそこちょっとよく分からなかったので見てきましたけれども、半分以上埋まっていますので、これNTTの関係だと思いますけれども、何か所かって市内であると思いますので、そこのところの連携で確認、それから、先ほど言いましたように消防のことも含めて、災害時の対応ということではどのように考えているか教えてください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  それでは、消火栓等につきましては消防長から、電話ボックスに関しては建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  最初に、消防長。 ◎消防長(長岐篤市)  消火栓等の位置については、消防職員とそれから消防団員が協力して維持確保に努めているところであります。そのほかに市民の方々にもお願いをして、市民の方々が自発的に行っていただいているというところでもあります。本当に感謝しております。そのほか、職員が定期的に巡回をして、維持管理、それから凍結がないか、そういうところも含めて確認をしております。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  続いて、公衆電話について、建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  公衆電話の排雪につきましては、直営班あるいは委託業者が気づいた時点でお願いしているところであります。要望等があった場合は、職員が出向いていってすぐに対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  これは私、昨日、市民の方から要望ありました。先ほど虻川議員からもお話ありました。これ鷹巣町内の方なんですけれども、除排雪について見通しが悪くなって危険なところが多くあるので、空き家や高齢者宅の歩道の除排雪をもっと丁寧にするべき。 それから、先ほど虻川議員からもありました、融雪溝にするよう予算化、軽い融雪溝のグレーチング、これ蓋だそうですけれども、これを購入する補助金の予算化を望みますということで、私のところに来ましたけれども、特に鷹巣町の中で、今融雪溝というか、蓋を何というか、ビール瓶というかケースで逆さまにして置いていますけれども、私はよく分からないですけれども、その経緯というのはどういうふうに、皆さん各町内でやっているのか、そこのところを教えていただきたいと思います。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  建設課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  お答えいたします。 まず1点目の交差点の雪かさにつきましては、本当に危険な状態というのを分かっておりまして、気がついた時点、それこそ直営班の除排雪、そしてまた、今年に限っては委託業者にも排雪のほうをお願いしておりますので、その時点で解消してございます。 あと、融雪溝というかグレーチングにつきましては、私も直接聞いたわけではありませんが、各家々で雪捨て場に使いたいということで、グレーチングを外して、そして空のビール瓶のケースを置いて、毎朝除雪の雪が来ないようにしておいて、また除雪の雪が行った後、そのビールケースを寄せて側溝のほうに伏せているように聞いてございます。 以上です。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  そうしますと、融雪溝というのは各家々でというか、個人がやるということでの市としてはそういう指導といったら変ですけれども、こういうふうにみんな大抵ビールケースですけれども、そういう形でやるという指導ではなくて、各自がこういうふうにやっているということでの理解でよろしいですか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて建設課長。 ○議長(黒澤芳彦)  建設課長。 ◎建設課長藤原甚英)  グレーチングについては、夏期間における雨水とかの排水用の側溝に蓋をしているだけでありまして、それはまず本来であれば、市の物なんですが、それを個人が勝手に冬期間は上に上げて、自分の便宜上利用しているというふうに考えてございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。まず、個々人でそういうことをやっているということで、先ほどもありましたように、必要箇所とかもうちょっと整備してほしいということありましたけれども、なかなかそこは難しい、先ほどの答弁にもありましたが、そういうふうな計画はないということで分かりました。 続きまして、3)のところです。 今回の雪による被害状況というのは、お知らせいただけ、現在の雪の状況の、家屋も含めて人的被害も含めてお知らせください。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  総務課長が答弁します。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長松橋みどり)  お答えいたします。 今シーズンの雪害状況についてですが、2月7日現在の数字になりますが、人的被害が10件、住家被害が6件、非住家被害が5件となっております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  私お聞きしたよりも倍ぐらいというか、先月でしたのでかなり増えているなと思いました。 あと、住宅以外のいろんな小屋とか何というか、ハウス、車庫の雪の重みで倒壊したとか、それから農業用のハウスの倒壊被害というのはつかめ、この数には入っていないと思いますけれども…… ○議長(黒澤芳彦)  さっき非住家と言いましたので。非住家が5件という話しをしました。ハウスはまだ。 ◆8番(久留嶋範子)  ごめんなさい、こっちです。農業用の。 ○議長(黒澤芳彦)  でもそれは届け出ていないので、農業用のというのは届出ないので。 ◆8番(久留嶋範子)  分かりました。 今の3)番の続けます。空き家、危険な場所でのということで、今回、空家対策計画ということで、令和4年から今つくられようとしていますが、先ほどの中でも空き家の数ありました。これは調査したのが平成30年での空き家実態調査でありますので、今回、まず危険箇所の中で雪による重みとか、それから倒壊しているという、この数は家屋の調査のこの計画の中にこれから入れていくというか、いろんな自治会との調査も含めて進めていくのかお聞きします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  重ねて総務課長。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長松橋みどり)  お答えいたします。 今年度計画を予定しております空き家等の対策計画については、平成30年度に調査いたしました実態調査の数字を載せる計画でございます。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  ということは、現在、今、その数は分かりましたが、今、その数以外に明らかに危険だとかという、レベル1とかという、レベル3がレベル2とかと上がっていって、雪での倒壊ということの数は入らないということでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光)  再度、総務課長から。 ○議長(黒澤芳彦)  総務課長。 ◎総務課長松橋みどり)  お答えいたします。 今の計画の予定では、先ほど申し上げましたように、平成30年度の実態調査の数値を載せるつもりでございますが、この数年間にさらに空き家が増えていたりとか、そういうところはなかなか回っても、目視で確認できないところはございます。さらに、雪が降っていない状態の空き家と思われるところと、実際に今回のように大雪によって確認ができていなかった場所も、お宅についても実際には雪の被害があるというような情報もたくさんいただいておりまして、そちらについても合わせて検討して計画を策定したいと思っております。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  4)番の通学路の安全確保の問題です。 先ほど教育長からお話ありましたが、スクールバスの乗り降りの、その場所の移動ということでありますが、これ多分今は雪が落ち着いてきましたけれども、1月の学校始まって、そのとき雪降ったときに、がっと除雪の雪が置いていかれたので、そこに集まる二、三人、スクールバスに乗る子供さん方ですけれども、大変な思いしたということで、私のほうにありましたので、移動ということでは分かりますが、スクールバスの場所の移動ということは、父兄のほうには、それは周知というか徹底はしたのでしょうか。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(佐藤昭洋)  次長が答えます。 ○議長(黒澤芳彦)  教育次長。 ◎教育次長(小坂竜也)  スクールバスの乗降場所の移動ということです。屋根からの落雪の危険があるということで、場所を移動したケースがございます。その点については、利用する子供さんの父兄の方にもしっかりと通知を行ってございます。
    ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  安全面のことですけれども、先ほどもありましたように、冬道は本当に危険であります。私方もそうですけれども、特に子供さんを乗せているスクールバス、これの講習ということで1月19日に行ったということでありますが、今回、来年度からは、教育委員会離れてスクールバス、民間になりますので、そこのところは本当徹底して、冬、夏関係なくスクールバスでの通学に関しては、定期的に講習というか、そこもお願いしたいと思います。これ要望でよろしくお願いいたします。 大きな2番のことであります。 これ、私、先ほど言いましたが、2回目の質問であります。前回も地域の宝としてのということで、観光の場面でということで、私は前回お話ししたときは、内陸線でのアナウンスをとかそれから地域のいろんな場面で、そういう方言を使っての観光を呼び込めないかということであります。 今、伊勢堂岱の縄文遺跡のところで、ボランティアの方、小学生とか子供さん方もしていますけれども、そういう中で、例えば説明するときにとかテロップ流すときに秋田弁の場面を入れるとか、内陸縦貫鉄道はなかなか難しいということでありましたが、この大館能代空港の聞きますと、1月の末から流れているということ、今1便しかありませんので、私もまだ利用していませんし、聞いていませんが、やはり今度3便になったときに、やはりそういう観光、来ていただける方への、また来たいなと、秋田弁で季節、何かいろいろとフレーズは考えているみたいですけれども、やはりそういうほっとするというか、そういう場面が必要じゃないかなと思うので、もし利用できるのであれば、この観光面で森吉山の登山とかいろんな場面でこの言葉、方言を利用できないかなと思いますので、もう少し検討していただきたいと思いますので、答弁お願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  当局の答弁を求めます。 市長。 ◎市長(津谷永光) (市長 津谷 永光君登壇) 先ほど大館能代空港で手荷物引き受け引き取り所のところに行くときに、センサーがついておりまして、階段から下りるときに、後ろで反応して、「あら、よく来たこと、久しぶりだな、うめものいっぺえ食ってけ」とかという、そういうのを純粋なる七日市弁の言葉を七日市寿会の方々に録音を吹き込んでいただきました。 これ、私、空港ターミナルビルの社長やっておりますので、一度、昨年、ターミナルビルの方々から実際この地元の方言を使ったそういうことを流したいというふうな話がございました。ただ、その後、どなたにしたのかというのは、担当のほうから伺いまして、そうしたら、七日市寿会の方々を紹介していただいたということでありました。 あと、いろんな施設で使えばというような話がありました。それぞれ施設の特徴がありますので、さっきお話しした七日市寿会の方の吹き込んだ音声も聞きました。誰が吹き込んだかというと、畠山洋子さんが吹き込んでいただいたようでありますし、東京から来ている空港の部長も、方言、もっと地元のこてこての方言で聞き取りにくいのかなと思ったら、非常に分かりやすい方言であったということでありましたので、多分あまり、我々ふだん使っているような方言だと、来た人が何しゃべっているか分からないというような状況よりは、少し分かりやすいようなフレーズのことを流せるような、それから、先ほど例えばボランティアガイドの方々でも案内するときにというような話ありましたけれども、あんまりまた方言強くすると、今度そこに通訳も必要になってくるわけでありますので、場所とそれからいろいろ状況を考えながら、使えるところには使っていきたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(黒澤芳彦)  8番 久留嶋範子議員。 ◆8番(久留嶋範子)  最後になります。 先ほど教育長も話ありましたように、「きらり・きたあきた」で、私本当この「きらり・きたあきた」、先ほどありましたけれども、本当に何年もかけて作られた立派なものだなと私は作られた方に感謝申し上げます。 それで64ページ、コピーしてきましたけれども、先ほどありましたけれども、地域に根づく言葉、秋田の方言ということで、私たちのふるさとということで書かれております。ふるさとの郷土が息づく言葉、人と人との関わりの中で磨かれてきた言葉、自分の思いを心を込めて表現できる言葉、そんな秋田弁に目を向けてみましょうということで、よく言われますけれども、どさ、ゆさとかという、そういう言葉、秋田弁の特徴を細かく書いていますので、これいろんな場面で活用というか、利用していただきたいというか、ふるさとの「きらり・きたあきた」の中でよくまとめられているなと思って感心しました。 本当最後です。地元紙でコラムというか、私も先月新聞に載りましたので、このこと書いてあります。読み上げます。「国語学者の池田彌三郎さんに挿話がある。妻と福島県の山奥にある温泉に旅行したときのこと、宿に着いて夕方、げたを突っかけ散歩に出かけようとした。すると、宿屋の番頭が、玄関で『じいさん、ばあさんお出かけ』と大声で叫んだという。一回りして帰ってくると再び『じいさん、ばあさんお帰り』と。確かに自分たちは若くないが、言い方があるだろう、そう抗議すると、番頭は面食らった表情で否定したと。よく聞いてみると、宿泊する部屋の番号が13番だったことから、『13番さんお出かけ』と言ったのだという」ということで、金田一春彦さんが本人から聞いた話としてこの中で紹介しています。 「池田さん夫婦の心境はさておき、方言ゆえの楽しいエピソードと言えるだろう。近年衰退をたどる各地の方言、金田一さんは豊かな表現を持った貴重な言葉、なくしてはいけないと記した。そんなメッセージを受けたかのようだ。北秋田市の老人クラブ、寿会が地元住民と共に方言記録集『七日市の言葉っこ』を完成させたと先日の本紙にあった。4年の歳月を費やし、約1,700語をまとめた冊子とCDを作成したという。子供たちに伝え、地域の方言を後世に残したいと、土地の言葉を大切にする教育は日本語の豊かさを学ぶことでもあるだろう、継承のきっかけにと願う」ということで、「七日市の言葉っこ」、市長も教育長も皆さんお持ちですけれども、これ言葉を読むだけじゃなくて、実はCDがありまして、これ私方地域でもサロンで聞きました。とても方言が分かりやすく順番に述べられていますので、これ皆さん、議員の皆さんもぜひ聞いてほしいというのと、本当に地域の言葉、宝として子供たちにもこれから残していきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上をもちまして、8番 久留嶋範子議員一般質問を終わります。 ○議長(黒澤芳彦)  以上で本日の一般質問は全て終了いたしました。 これをもちまして本日の全日程を終了いたしましたので、散会いたします。 ご苦労さまでございました。   (散会)                    (13時50分)...